池田 洋 からのメッセージ
京都嵯峨出身。禅宗の寺の庭が遊びの空間であった。枯山水の庭は原点としてある。我国中世に於ける絵画、絵巻物の墨と朱の世界に安らぎと憧れを覚える。平面にこだわる。線を描く、面と線の関係、そこに立ち表われるもの、それは〈わたし〉である。絵が澄んだものであって欲しいと願うがなかなか満たされない。混迷、閉塞感の色濃い今という時代にあっては至し方がないのであろうか。
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